●周辺環境に恵まれ、田舎ならではの良さが詰まった家●平成28年●

●土間とかまどが心をつなぐ古民家●
*お施主様の声*
それは、偶然パソコンを開いた時から動き始めました。以前から古民家に住みたい!住むなら日ノ御子!という漠然とした野望がありました。いつものようにパソコンで古民家物件を見ていたその時、日ノ御子・古民家の文字が!迷わず電話し、その日のうちに物件の内覧をさせて頂ける事となりました。
築80年余りで全体的に暗く時が止まっている、何とも押し潰されそうな感じ。それと同時に、その魅力に心動かされ、これは私が何とかしなくては!という使命感に駆り立てられました。 帰りの車の中で、リフォームするならMIタウン企画部さんお願いしたい!と話していると、『私、知り合いだから紹介しますよ』と不動産会社の社長さんが片岡社長との懸け橋になって下さいました。
片岡社長は、私達の思いである”なるだけ古材で”を考えて下さり、何とも斬新でいつも驚かされるアイディアを提案して頂き、何度も何度も現場へと足を運んで下さいました。そして今、たくさんのスタッフの皆様の匠の技で止まってしまっていた時代(とき)が少しずつ息を吹き返し、梁1本1本まで大きく深呼吸を始め、一歩ずつ完成へと向かい何とも居心地のいい場所となっています。
今回色々な偶然が重なりMIタウン企画部・片岡社長やスタッフの方々と巡り合わせて頂いた事、とても感謝しております。古き良き時代に佇んでいる全ての物を100年先へと繋いで行けるよう大切に暮らしていきたいと思います。まだまだ完成には程遠いでうが、慌てず急がずものづくりを楽しみたいと思います。この度は、本当にありがとうございました。
周辺の山や田畑・目の前に広がる川・周辺環境に恵まれ、田舎ならではの良さが詰まった家でした。
昔ながらの釜戸や井戸をそのまま残し、お施主様が修復。躯体に係る工事はMIタウン企画部が行い、耐震補強工事も兼ねて古民家再生工事を行いました。
ビフォー・アフター

再生前は、別棟が主屋前にあり、2階建棟は瓦も古く、このままだと雨漏りの原因に・・・

別棟を解体撤去し、主屋からの見晴らしが最高です!

既存のトイレ・浴室部分

既存のトイレ・浴室は外壁のみ改修しました。
焼杉と洋漆喰をするだけで古民家っぽくなりました。

2階建棟部分
外壁・瓦ともに劣化が進んでいます。

瓦は葺き替え、外壁も焼杉・洋漆喰で施工、
合わせて断熱工事も行いました。

主屋の外観

お施主様たっての希望で、主屋の建具はそのまま残しました。木部に塗装をするだけで見違えます。

2階建部の外観、外壁の漆喰が傷み剥がれておりました。

瓦の葺き替え、外壁の貼替を行い、
2階の西面にはサッシではなくガラスを入れました。
ここから見える景色は別格です。

アフター

既存の障子を生かし、畳の貼替を行い、
古民家の良さを残しました。

既存のガラス建具は型ガラスだったのを
透明ガラスに入れ替え、広縁は桧の床板を使用し、
部屋全体が明るくなりました。

天井の撤去、垂れ壁も撤去する事で、
広々とした空間創りが出来ました。

お施主様自身で修復された釜戸。
この釜戸で炊いたご飯は絶品との事!


~古き良き時代を学ぶとき!~

人間性を育み、ものを大切にする心を教えてくれる古民家が今、全国的に大きな話題を呼び注目をされつつありますが、そうした古民家の心を熟知されているご夫婦が当社を訪ねて頂いた時のお姿を、今もって忘れる事が出来ません。古民家への愛着、そして古い文化を大切にされようとする、その熱き想いはご夫婦の表情や、目の輝きとなって表れていました。そうした強い想いが古材や古壁に伝わって、今回の底光りする空間が出来上がってまいりました。そして、随所に見る人を感動させる空気が漂う空間が顔を出してまいりました。

MI研究会塾長・木造劣化診断士・代表取締役  片岡 正治